Back Number 感色バックナンバー

感色 Vol.27 「鮮明」 表紙

Vol.27
鮮明
2026年5月発行

  • 用紙:サテン金藤 菊判 Y目 93.5kg
  • 刷版:AMスクリーン175線、FMスクリーン
  • 印刷機:菊全判UV4色機
  • 表面加工:銀箔押し

デジタルブックで見る

鮮やかさと階調表現を両立し、
質感や奥行き、立体感の再現を追求

「鮮明」とは、ただ目に強く映ることではありません。色の鮮やかさやコントラストといった視覚的な強さだけでなく、階調や質感、被写体が持つ情報や空気感まで正確に伝える印刷表現を目指しました。高演色変換やRGBデータの活用、チャンネルミキサーやトーンカーブによる繊細な調整など、画像ごとに最適な手法を組み合わせることで鮮やかさと階調表現を両立し、質感や奥行き、立体感を損なわない再現を追求しています。

表紙 刷色:CMYK+マットニス
特殊加工: 銀箔押し

表紙の色とりどりの花々も、CMYK変換するとオレンジや青などの軽やかに光るような色の鮮やかさは失われてしまいます。そこで、CMYK時に再現できない色をRGBで予め調整。さらに鮮やかに見えるよう、特定色域の選択で微調整も加えました。また、写真背景の黒ベタにはマットニスを施し、写真部分のインクの光沢を際立たせて鮮やかに見える効果も作り出しています。冊子全体にほどこした加工で、写真の鮮やかさを楽しんでください。

  1. ①色変換

  2. ②背景の黒ベタにマットニス、タイトルには銀箔押し

  3. ③完成イメージ

「動」カメレオン 刷色:高演色インキ

高演色インキは明るく鮮やかな特性を持つ一方で、印刷の重厚感を表現するには不向きな場合があります。そこでその特性を補うために、CMYの3色で表現されるグレー部分をKインキに置き換えるGCR変換(本来は、インキ総量の削減やグレーバランスの安定化、色変動の抑制に用いられる技術)を施したスミ版を組み合わせ、さらに、皮膚の凹凸が際立つようトーンカーブで濃度を調整することで、立体感のある表現を実現しています。