表紙 刷り色:プロセス4°
- 赤帯ベースC:0,M:90,Y70,Bk30で印刷しました。
- 赤帯に対してグロスニスとマットニスを施すことによって同色に対する
「艶」「マット」「通常」の3パターンを表現しました。
- CMYK版
- グロスニス版
- マットニス版
視覚にはじまり、触覚、そして味覚、嗅覚、聴覚に至るまで
製品や素材の魅力が人々の五感に伝わるような、リアルな印刷表現。
企画デザインから製版、印刷に至るまでのすべての工程において
印刷物としての魅力を最大限に引き出すために
最もふさわしい表現手法を考え、ブランド価値を高める印刷物を完成させる。
それが、写真化学の印刷価値創造プロジェクト「感色」です。
冊子「感色」は、被写体の持ち味を最大限に引き出し、効果的に伝える印刷手法を追求する印刷物として発刊しました。初号は「赤」をテーマに、さまざまな赤色の表情を模索し、リンゴのみずみずしさや、口紅の艶やかな表情、布の柔らかな質感などの印刷表現を追求しました。理想とする被写体選び、撮影、オノマトペのアイデアなど、ゼロからの制作で苦労することも多く、特に画像の決定には何度も検討を重ねました。
デザイナーのアート的な美的感覚と、レタッチと印刷の技術的観点をお互いが理解し合えた初号となりました。