Back Number 感色バックナンバー

Vol.2
2013年1月発行

  • 用紙:サテン金藤 菊判Y目93.5Kg
  • スクリーン線数:FM350線
  • 印刷機:油性菊全5色機

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青の色が持つあらゆるイメージと
質感の違いをいかに表すか

「赤」をテーマにした初回号をご覧になった皆様からの、「きれいですね」「よくわからない」などの反応を受け止めつつ、第2号は「青」をテーマに、様々な素材感の印刷表現に挑戦しました。ガラスの硬質さ、蝶の翅の繊細なきらめき、ゆらめく水面や透き通るクラゲをモチーフにしました。蝶は翅脈や翅の色ごとに異なる印刷を施しています。前号同様、冊子を長い時間手にして読んでいただけるようにと意図し、今号のテーマである「青」にまつわるコラムを備えました。

表紙 刷り色:プロセス4°+マットニス+グロスニス

  1. 紺帯ベースC:100,M:85,Y0,Bk0で印刷
  2. 紺帯に対して帯部全面にマットニスを印刷
  3. 作成したパターン版でグロスニスをマットニスの上から印刷することによりマットとグロスの対比ができ、グロスニスのパターンが鮮明に出てくる(バックの色が薄いと効果は出ない)
  4. さらに2種類のグロスニスを調合してマットニスの上に印刷することにより疑似エンボス効果を出した
  • CMYK版
  • グロスニス版
  • マットニス版

刷り色:プロセス4°+特色青+マットニス+グロスニス

  1. ベースの蝶をプロセス4色で印刷
  2. 蝶の青い部分を抽出してプロセス4色では再現できない青色を特色にて同時に加色印刷
  3. M版よりマットニスを作成したマットニス版を印刷
  4. 蝶の翅脈を拾い出したグロス版を作成しマットニスの上から印刷することにより翅脈を浮き出させた
  5. さらに表紙と同様に調合したグロスニスをマットニスの上に印刷することにより疑似エンボス効果を出した
  • CMYK版
  • 特色 青版
  • マットニス版
  • グロスニス版