表紙 刷り色:プロセス4色+特色オレンジ+マットニス+グロスニス
- オレンジの切り口をイメージしたパターンを作成し、ベースがベタ、パターン部を90%にした特色オレンジ1色をCMYKと同時に印刷
- 作成したパターンのネガ・ポジを毛抜きでグロスニスとマットニスで印刷することで、果肉の瑞々しさと綿状のアルベド及びコブクロの皮をマットで表現した
- CMYK版+特色オレンジ
- マットニス版
- グロスニス版
視覚にはじまり、触覚、そして味覚、嗅覚、聴覚に至るまで
製品や素材の魅力が人々の五感に伝わるような、リアルな印刷表現。
企画デザインから製版、印刷に至るまでのすべての工程において
印刷物としての魅力を最大限に引き出すために
最もふさわしい表現手法を考え、ブランド価値を高める印刷物を完成させる。
それが、写真化学の印刷価値創造プロジェクト「感色」です。
皆様よりいただく感想から、徐々に感色の制作意図が伝わり出したことを励みにしつつ、「感色」vol.4は生命力にあふれた力強い印象をもつ「黄赤(橙)」をテーマとしました。果物のオレンジ以外に今回使用するモチーフを検討したところ、赤いイメージだけれどオレンジ色の金魚、黄色いイメージだけれど黄赤の卵の黄身、実際に目にしたことがあるのはもっと薄い色の夕焼けなど、被写体の選定についてはさまざまな意見が飛び交いました。これまでの赤や青ではそれほど悩むことがなかった、イメージと見え方のギャップ、演出とは何かを改めて認識する号になりました。