Back Number 感色バックナンバー

Vol.10
2016年4月発行

  • 用紙: 表紙/サテン金藤 菊判Y目125Kg、
    本文/サテン金藤 菊判Y目93.5Kg
  • スクリーン線数:AM175線、AM133線
  • 印刷機:油性菊全5色機
  • 表面加工:アルミ蒸着

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幅広い光沢感、独特の硬質感など
リアルな質感表現を追求

節目となる第10号は、いつかはテーマにしたいと考えていた「銀」を選択。色の表現というよりは、硬く輝きのあるものや柔らかく艶やかなものなど独特の幅広い光沢感、光と影のコントラストの表現を探り、かなりの点数から厳選した写真で構成しました。あえて若干粗く印刷しあらかじめ下に敷いた銀インキをのぞかせる手法や、アルミ蒸着加工で金属感を出した表紙に特に反響があり、印刷技術表現の手応えも記憶に残る号となりました。

表紙 刷色:プロセス4色+白+UVクリアニス
表面加工:アルミ蒸着

  1. 白紙にアルミ蒸着を施し鏡面仕上げにする(アルミ蒸着とは紙をベースに金属の蒸着膜を堆積させたもので、金属箔と同等の外観をもつ)
  2. UV印刷で白インキのベースを印刷
  3. CMYK版をUV印刷機で印刷
  4. ヘアラインパターンで下地にハジキニスを印刷する
  5. フレキソでUVクリアを帯部に印刷。下地のハジキニスにUVクリアニスが弾かれた状態でUV照射することで硬化しヘアライン状の疑似エンボスができる
  • 完成イメージ
  • 白版=白インキでUV印刷
  • ニス版=ハジキニスを印刷
  • ニス版=UVクリアを印刷
  • CMYK版=UVで最後に印刷

鉄瓶南部鉄器 刷り色:銀→CMYK(スクリーン線数AM133L)

  1. 鉄瓶を切り抜き、ピントが合っていない部分は馴染みをよくするため若干エッジをぼかして銀ベタで印刷
  2. CMYK画像を銀の上から乗せて線数133Lで印刷。粗線にすることにより画像のライト部から覗き込む銀を目立たせる設計
  3. 正面からではなく、斜めから見ることにより銀の質感を感じてもらえる
  • 銀版
    ピントが合っていない部分は馴染みをよくするためエッジをぼかしている
  • CMYK版
    銀版の上に乗せて印刷

刷り色:プロセスCMYK+銀(スクリーン線数AM133L)

  1. CMYK画像をベースに印刷
  2. CMYK画像のK版(黒)をネガ反転し銀版を作成して印刷
  3. 月が光っている部分を銀に置き換えることにより、見る角度により月が浮き出てくる効果を狙った
  • CMYK画像
  • CMYK画像のK(黒)版
  • 銀版=K版をネガ反転して
    調整して銀版を作成