Back Number 感色バックナンバー

Vol.14
彩色の時
2018年4月発行

  • 用紙 表紙:サテン金藤 菊判Y目111Kg、
    本文:サテン金藤 菊判Y目93.5Kg
  • スクリーン線数:FM350線
  • 印刷機 表紙:LE-UV菊全4色機印刷機、
    本文:油性菊全5色機
  • 特殊加工:ホログラムLCレインボー、ホログラム箔

デジタルブックで見る

ページをめくる度に、驚きを与えたい
通常印刷では再現できない色領域に挑戦

リニューアル後の集大成としてひと味違うものをつくろうと、「あいまいな色」をテーマにしました。なめらかに色がつながるグラデーションをメインに、何色とはひとことでは言えない色、とらえどころがない微妙な色にフォーカス。移ろいゆく刻と色彩をイメージし、ページごとに色味が異なるように配しました。多くのページで、通常の印刷では表現できない色領域にチャレンジしています。虹色にデザインした表紙には、さらにその上から見る角度によって色が変わるホログラム箔と、ホログラムレインボーのフィルムを貼っています。

表紙 用紙:サテン金藤 菊判Y目111Kg
刷色:プロセス4/4
特殊加工:ホログラムLCレインボー、ホログラム箔

  1. 虹色をイメージした表1を淡く、表4を濃くデザインしたプロセスCMYK画像を印刷
  2. 表面加工レインボーホログラムLCラミコートを処理する
  3. ホログラム箔で「感色」タイトルを箔押しする
  4. ホログラムLCコート、ホログラム箔とも見る角度により様々な綺麗な色を感じるようにデザインした
  • 仕上がり
  • CMYK版
  • ホログラム箔版

本文 用紙:サテン金藤 菊判Y目93.5Kg
刷色:プロセス4色+蛍光C,M,Y

従来はテーマ色1色であったので、プロセスCMYK+特色で構成できたが、今回のテーマは「彩色」のため様々な綺麗な色を再現する必要があった。プロセスCMYKに蛍光CMYを重ね刷りすることにより、プロセスCMYKでは再現できない色領域をより自然に表現した。

  1. CMYK版はプロセスインキの濁りが出ないよう鮮やかな部分の色を若干落とし、それ以外の3次色であるシャドーや濁り部はフルトーンで版設計
  2. 蛍光CMY版は3次色であるシャドーや濁り部を落とし、プロセスCMYKで落とした鮮やかな部分に補色する版設計をした
  • プロセスCMYK版
  • 蛍光CMY版
  • プロセスCMYK版
  • 蛍光CMY版
  • プロセスCMYK版
  • 蛍光CMY版
  • プロセスCMYK版
  • 蛍光CMY版
  • プロセスCMYK版
  • 蛍光CMY版
  • プロセスCMYK版
  • 蛍光CMY版