Back Number 感色バックナンバー

Vol.15
2019年3月発行

  • 用紙 表紙:マーメイドホワイト 四六判Y目135Kg、
    本文:サテン金藤 菊判T目93.5Kg
  • スクリーン線数:AM175線
  • 印刷機 表紙:LE-UV菊全4色機印刷機、
    本文:油性菊全5色機
  • 特殊加工:ベルベットPP加工

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発刊以来、二度目のリニューアル
チャレンジ要素の高い一冊に

今号より、発刊以来二度目のコンセプトリニューアルで、一つのモチーフから想起される現象や場面を印刷とデザインで表すというコンセプトの「感色」に生まれ変わりました。Vol.15は「水」をテーマとし、濡れて透ける紙、こぼれ落ちそうな水滴、静まり返る水たまり、波紋の歪みなどを表現しています。手に取ると意外なモイスト感のある表紙は、凹凸のある紙にベルベット加工を施した型破りな加工によるもので、多少のムラや気泡が出た場合でもデザインの一部となるように計算しています。

表紙 用紙:マーメイドホワイト四六判Y目135Kg
刷色:プロセス4/4
特殊加工: ベルベットPP加工

  1. 表紙の狙いは画用紙に描いた水彩画のようなあたたかみを出す目的で用紙を選択した
  2. 凹凸のある用紙に指に吸い付くようなベルベットPP加工を施すことで、水分を含んだ紙をイメージしたしっとり感を演出
  • 仕上がり 水を垂らしてしまい、表紙の「感色」の文字が裏側ににじんだ状態を表現した
  • P.1
  • にじんだ部分拡大

波紋とウミウシ

波紋の広がりと揺らめきをイメージしてコラージュ作成した。水中にいるウミウシがぼやけていたり、文字がにじんで揺らいだりしているというデザインを施した

  • プロセスCMYK版

洞窟 刷色:プロセスCMYK+銀

  1. 下地に銀を印刷。カラー画像の周りは画像をグレースケール変換した画像を、カラー部の銀はグレースケール変換後、階調反転して最も光っている部分は銀を省き、紙白を生かした画像を使用
  2. 溜まった水の部分をメインに階調を色目補正したカラー画像を銀の上に配置
  • 仕上がり
  • 銀版
  • CMYK版