見えない「香り」をどう表現?
パッケージ展2025で好評のサンプル制作事例
2025年11月4日
展示会で高評価!「これは?」「綺麗!」の声、続々
このパッケージは、当社が先日出展した『パッケージ展2025大阪』で注目を得たもの。ブースに立ち寄った方々から「これはどんなもの?」「綺麗!」といった声を複数いただきました。
実はこれ、当社が仮想ブランドとして開発し、サンプル制作したもの。ブランドの世界観を、素材やデザインの工夫でどのように表現したのか? 展示会ではなかなかご説明できなかったその詳しい背景を、本記事で解説します。
感覚的な「香り」をパッケージでどう表現する?
当社が設定した仮想ブランド「感香〈かんか〉」。
老舗お香メーカーが若い人向けに展開する、セカンドブランド商品シリーズです。アロマ線香で癒しを提供します。
▶︎ ISSUE – 課題設定
・目には見えない香りの「穏やかさ」「安らぎ」「心地よさ」を、どのようにパッケージで表現するか?
・伝統的な日本らしさの要素を残しつつ、若年層に響くモダンな印象を持たせたい
POINT 1 素材選定
スリーブ素材として採用したのは、和紙とPET樹脂を組み合わせた「薄雲紙(はくうんし)」。和紙のあたたかみとPET樹脂の透明感がマッチした素材です。


- 透け感があり、グラデーションやぼかしがキレイに出せる。
- 「柔らかさ」「優しさ」を上品に演出! 高級香水などの商品におすすめ。
- PETで水や結露に強く、見た目だけでなく実用性も◎。
- オフセット印刷・オンデマンド印刷どちらもOK。小ロットにも対応!
POINT 2 デザインの工夫
あえて色を奥に配置することで、「そこにあるけど、はっきりとは見えない」--そんな“気配”感を演出。お香のように、ふわっと感じる存在感をパッケージで表現しました。


- 和紙のぬくもり ✕ PETのシャープさという組み合わせで、「伝統の中にある新しさ」を表現。
- 個装箱の色は各フレイバーをイメージ。半透明のスリープの奥でも存在感◎
- 若い世代に響く、モダンな雰囲気を意識。
POINT 3 印刷の工夫
素材やデザインだけでなく、印刷によるひと工夫でも“香りの気配”を表現。老舗メーカーの商品にふさわしく、細部まで繊細に作り込まれています。


- 個装箱に各フレイバーをイメージした柄をニス加工。光の角度でさりげなく浮かび上がる。
- 薄雲紙のスリーブにも、お香の繊細な形状をモチーフにした柄を印刷。
世界観を可視化するパッケージ、ぜひお問い合わせください。
香りの“気配”をパッケージで表現する--そんなユニークな制作事例、いかがでしたか? 素材とデザインの力で、目に見えない世界観をパッケージで伝えるものでした。展示会でも多くの高評価をいただいています。
素材選びからデザインの工夫まで、こだわりを詰め込んだ今回のお香パッケージ。
「うちの商品にも合いそう」「こんな表現はできる?」など、少しでも気になった方は、ぜひ以下のボタンからお気軽にご相談ください。
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