2026年カレンダー制作裏話 2026年1月22日
今年のテーマは「耳を澄まそう。」
2026年、写真化学のカレンダーは、「耳を澄まそう。」というテーマで制作しました。
忙しさや情報に追われがちな日々の中で、あえて一度立ち止まり、花や風、水の気配、そして身近な人との関わりに静かに意識を向けてみる。
自然の音だけでなく、自分自身の記憶や感覚にも耳を澄ます。
そんな時間を思い出してもらうことを、今年のカレンダーは目指しています。
「音」を感じさせる素材選定
このテーマを受け、素材選定では「音が聞こえる風景」であることを重視しました。
被写体の珍しさやインパクトよりも、見る人がふと音を思い浮かべられるかどうか。その余白を大切にしています。
1–2月は、夜明けの海辺に佇む鳥居。
新年の華やかな写真も魅力的ですが、今回はテーマに合わせ、さざ波の音が静かに伝わってくるような、「耳を澄ます」一年の始まりにふさわしい風景を選んでいます。
3–4月は一転して明るい春。桜の枝にとまるメジロの写真です。
軽やかな鳥のさえずりを思い浮かべる人もいれば、花見のざわめきを重ねる人もいるかもしれません。
写真の並びにも工夫があります。
単に季節のモチーフを追うのではなく、音の強弱やリズムが、カレンダーをめくるごとに切り替わっていく構成を意識しました。
一年の始まりは静かに耳を澄ます風景。
そこから春の明るい気配。
夏の小さな音、力強い音。
秋の郷愁、そして冬の厳かな空気へ。
カレンダーという媒体ならではの「めくる」一瞬の体験から、一年を通じて、様々な音のリズムが感じられるようデザインしています。
印刷が担ったのは「想像をふくらませる色」
こうした企画や写真を形にするため、印刷工程では「高演色インキ(Kaleido®/カレイドインキ)」を採用しました。高演色インキは、通常のプロセスインキに比べて色域が広く、濁りの少ない鮮やかな発色が可能です。
ただし、なんでも「鮮やかにすれば良い」というものではありません。 印刷現場では、製品写真のように実物に正確に合わせるべき色か、それとも印象としての美しさを優先すべきかを印刷物ごとに判断しています。
今回のカレンダーで扱うのは風景写真です。明確な正解色がないからこそ、高演色印刷によって見る人の想像をふくらませる鮮やかな印刷を選びました。
写真の風景が記憶の中の音を呼び起こし、印刷の色がその想像を広げていく。
そうした重なりの中に、「耳を澄まそう。」というテーマを込めています。
毎年原点に立ち返り、お客様に向き合う
写真化学のカレンダーは、長く続けてきた基本のかたちを大切にしながら、その年ならではの表現に挑戦しています。
壁掛けスタイルの理由としては、印刷表現を活かすために、ポスター大のサイズが最も効果的であり、お客様にも長く親しまれてきたからです。
また、カレンダーは同じ場所に設置されることが多いため、サイズや使い勝手を変えず、日付や数字の見やすさといった基本機能も大切にしています。
お客様から期待されている「当たり前」を守りながら、その年ごとの表現を更新していく。それが、写真化学のカレンダーづくりです。
2026年版は、「耳を澄まそう。」という目に見えないテーマをどう形にするか、また、見た人の心の動きにも向き合ったカレンダーになりました。
そして完成。一年の橋渡しに。
こうして、写真化学の2026年カレンダーは完成しました。
年の節目に、改めてお客様と向き合い、一年の挨拶としてお届けする。
人と人をつなぐ媒体であり続けたいという思いのもと、写真化学のカレンダーは作られています。
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カレンダー制作に限らず、印刷・デザインを通じて企業や製品の世界観をどう表現するかといったご相談も歓迎しています。









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